スペシャリスト

仕事

経済モデルの多様化により、起業家や小口の投資家が増えています。それに伴って法人の業種・業態も様々に多様化し、税金への関わり方も多岐にわたり始めました。 その結果、税理士そのものの求人も急増しているのですが、需要を満たされているとは言えない状況です。 法人の業種や投資方法があまりにも多様化し、税務処理のケースまでもが多様化してしまったためです。 このため全国の税理士事務所では、たとえ分野自体がマイナーでも、専門分野で強い力を持つスペシャリストたちを求める求人を出しています。 何せスペシャリストですから、1つの案件で得られる報酬も高くなります。数限りある案件を取り合う職種ですから、1案件の価格が向上するのは願ったりなのです。 また、現在税理士でない方向けの求人も多く出されています。 新たな分野に挑戦する税理士の方が、自分の仕事をサポートしてくれる、商業・会計業に強い助手を求めて求人を出すケースです。 将来税理士を目指す者にとって資格を持たずして税理士業務に関われる大チャンスであり、その報酬も、上述のように高くなりやすい傾向にあります。

税務処理は、資本主義経済国家において絶対に消滅することはありません。 また、法人の利益にかなり密接に影響する部分であるため、優秀な税理士は高給で迎えられました。 それ故税理士の志望者は数多く、毎年必ず少しずつ有望な人材が産まれて来ていたのです。 ところが経済の多様化に伴い、どんなに優秀な人材でも全ての分野をカバーすることは困難になってきました。 あまりにもマイナーなケースが増え、法律に詳しいだけでは対応できない案件でトラブルが続出したのです。 そこで多くの事務所は専門部署をいくつも設け、狭く深くノウハウを蓄積する方針を採り始めました。 その際、事務所が見越した事柄の一つが『生え抜きの育成』です。 日々の業務を通し、資格を得る前から特定の税務処理のノウハウをマスターした即戦力の人材を育成すること。 その人材が資格を取得した際、好待遇で迎え入れることで、より事務所の総合力を高める。 税理士資格を持たない方への求人には、事務所のそんな思いが隠れているというわけです。